消滅世界
たまに、フィールド:書店にて、おじさんの書かれた紙をいけにえに文字の書かれた紙を大量に召喚するのですが、この本はそのときに買ったものです。本屋さんで気になって買った本の1冊がわたしに大ヒットでした。
文体がすきなのでこの後同作者様の御本は3冊ほど読みました。(コンビニ人間、殺人出産、しろいろの街の、その骨の体温の)どれも良いです。今の気分なら殺人出産を推しますが気分によってコンビニ人間だったりしろいろの街だったり消滅世界だったりするのでやっぱりどれも好きです。
消滅世界のストーリーは恋愛を根拠とした性行為がなくなってゆく世界の話でした。結婚して家族になるということが今の家族のかたちとは概念が異なっていて家族で性行為をするのは汚らわしいことだという常識に移行した近未来の話。
あまり感想をたくさん書くとネタバレなのとネタバレ無しで見て欲しいのでこれ以上は控えますが、最初の文が印象的なのでとりあえず読んでというきもちです。
文体がお気に召したら殺人出産もぜひ。